昨年末搬入・展示し、1月2日から本格的に始まった、これっしか処「新春版画展」。1月6日に中日新聞から取材のお話があり、翌日7日の朝刊に早速掲載してくださいました。短い時間でしたが、熱心に取材してくれ、かなり細かく紹介していただきました。インタビュー内容をササッとメモし、瞬時に会場レイアウトを把握しパシャッ!と撮影。その無駄のない記者のプロ魂と技には、いつもながらに感心させられます。そして、インクのにおいも新しい朝の新聞を開くときのドキドキ感は、好きな人との待ち合わせにも似て、ちょっと胸がキュンッ!としました

とうか時間が許しましたら、これっしか処に是非お立ち寄りください

さらに、6日・7日の二日間は展示会場を出て、これっしか処食品売り場の横、KIOSK売店との間の通路で初めての「販売員(?)」をやりました。作品のプリントカードやポストカードをワゴンに並べて展示販売。「果たして、どうなるやら・・・?」
初日の午後だったか、中年のサラリーマン風の男性が、「これ、この値段でいいの?」とおもむろにフレーム付きのフクロウ作品を手に取り問いかけてきました。とっさに「えっ?えぇ、大丈夫です。」と僕。「じゃあ、これ下さい。」と男性。「は、はい!では奥のレジの方へ・・・」とご案内・・・。やがて男性は紙袋に入った作品を抱え、さっそうと新幹線の改札へ

「ありがとうございました~」

「そおかぁ、お客はこうして突然やってくるんだぁ・・・」緊張の、接客第一号!!「やったぁ~


」
二日目の7日は、沼津から新幹線で訪ねてくれた版画の友人達、地元の知り合い家族、職場や学校の後輩等々、とても賑やかな通路となりました。夕方、終わりがけには通りがかりのおばちゃんがじっと見入って、「きれいだねぇ~」と言ってフレーム付きのポストカードを「どっちがいいか迷うけど、どっちもいいから両方もらってくよ」と、二組共買ってくれ、「ありがとう、風邪ひかないでよ!」と、いいながら作品を渡すと、「早速家に帰って飾るよぉ」と笑顔をくれました。
心地良い疲労と、寒かったけどほんのり温かかった、僕の初めての「販売員体験」でした~
