20日、森町へ作品をお届けに出向いた折、帰りしな曲がる道を間違え、お寺様に迷い込んでしまった。そんな時でも急がず慌てず、おもむろに車を降り、いつもの道ぶらを決め込むと、400年を超えて佇むお寺「崇信寺」。何でも飯田城というお城の跡に出来たものらしい。やや高台に建つそのお寺は、荘厳な中になぜか清楚な感じを与えてくれた。丁度雨が上がり、透き通った空気の中で射す陽射しのせいだったかも知れないが、とても穏やかな「止まった時間」に浸らせてくれた。いつもの小道具デジカメが活躍。棟のカラスさえのんびりと迎えてくれるようだった。初めて訪れる土地では、ささやかな感動をいつも投げ掛けてくれる、至福の時間が嬉しい。
=棟瓦のカラスが身づくろい=
=厳かな雰囲気の漂う入り口=
=寺脇の地蔵堂には、西陽を浴びてまどろむ、優しいお顔の菩薩様だろうか?あまり見たことの無い髪型と髪飾りがとてもおしゃれで可愛らしく、思わずこちらも微笑んでしまった。=